2021年4月アーカイブ

Exment on FreeBSD

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Exment というツールがあります。

Kintone というクラウドサービスがありますが、これの OSS クローンという触れ込み。他にもプリザンターというのもあり、両方使ってみた感想としては、プリザンターのが重いかな?あと個人的にデザインはExmentのが好き。

あと、プラットホームとかを比較するとこんな感じ

CGI言語 データベース
プリザンター .NET MS SQL Server
Exment PHP MySQL

いまどき、.NET も SQL Server も Linux で動くようになったんで、まぁ、Open なシステムの仲間入りなんでしょうけど、Linux ちうか Unix なのにバイナリーしか公開されないのってなんか気持ち悪いなぁっておもうのは、インターネット老人会なんだろうか?

ともあれ、PHP と MySQL なら FreeBSD でも動くよね!ってことで FreeBSD で動かしてみます。あ、公式ページには Linux は載ってるけど、FreeBSD は入ってません。まぁ、そんな扱いですよね。

んでまぁ、これで何をしてるかっていうと、

exment.png天体撮影のジョブ管理です。

どの天体を撮ろうかな?、撮った天体って現像とかやったっけかな?、あの日撮った銀河ってどんな撮影条件だっけ?という状態管理をやってます。

ん?そういうものは Excel でやるんじゃないのって??お前は何を言ってるんだ(AA略)。Excel は表計算ソフトです。断じてデータベースじゃありません!!!

というか、世のビジネス連中というか、自称パソコンが使える人って何が何でも全部 Excel なの、なんなんだろうねぇ。なんで表計算ツールでデータ管理したり、あまつさえ文章作ったりするんだろうね?おめーら、それは間違ってるぞ!って出てきたのが Kintone なんで、その OSS クローンを使おうっていうのは、そのまんまなんですが。

そんなことはおいておいて、インストールです。

インストール手順は、公式ドキュメントにあります。

以上。・・・・いや違う。そうじゃない

このドキュメントにある、Linuxの構築手順と基本的には同じなんですが、当然 FreeBSD には yum はありませんから、そこは Ports でやります。そこにポイントがありますんで、そこをまとめておきます。

まず Ports でインストールするパッケージ。

  • databases/mysql57-server
  • www/mod_php73
  • lang/php73-extensions
  • devel/php-composer2

まぁ、一般的な MySQL、PHP の Webサーバの構成ですね。MySQLと、PHPのバージョンは、公式ドキュメントにバージョン指定があるので、あわせます。

そして、ここで1つポイント。php73-extensions をインストールするオプションです。

  • CTYPE
  • DOM
  • FILEINFO
  • FILTER
  • GD
  • HASH
  • ICONV
  • JSON
  • MBSTRING
  • MYSQLI
  • OPCACHE
  • PDO
  • PDO_MYSQL
  • PDO_SQLITE
  • PHAR
  • POSIX
  • SESSION
  • SIMPLEXML
  • SODIUM
  • SQLITE3
  • TOKENIZER
  • XML
  • XMLREADER
  • XMLWRITER
  • ZIP
  • ZLIB

これだけのオプションを有効化したら通りました。もしかしたら、要らないの有効化してるかも?ですが、少なくともこれで動きます。


そして、2個目のポイント。これがハマりました。

ドキュメントどおりにインストールして、「http(s)://(あなたのサイトURL)/admin」にアクセスしても、Apache から「そんなページねぇよ」って怒られたり、Laravel のロゴページが表示されたりします。

原因は Apache の rewrite モジュールが有効化されてないこと。

/usr/local/etc/apache24/httpd.conf ファイル内で、

LoadModule rewrite_module libexec/apache24/mod_rewrite.so

この行がコメントアウトされてます。

Exment の DocumentRoot は /usr/local/www/exment/public なんですが、ここに .htaccess ファイルがあり、Rewrite を使ってあれこれやってます。

なんで、Rewrite モジュールが有効化されてないと、意図通りのページが出てこないのです。

IC5067 ペリカン星雲、NGC7000 北アメリカ星雲-縮小.pngえーっと、これで合ってるんでしょうか・・・?右側にペリカン星雲、左側が北アメリカ星雲らしいんですが、うーん?あってる?

まぁ、撮ってるものが何かは置いておいて、綺麗な絵ができたから載せてみる。

ちうのも、新しい望遠鏡とカメラを配備したのです。

Vixen MINI-60S(メーカーのページが見つからないので、Google画像検索)と、ZWO 183MCです。

あえて焦点距離を小さくして、広い空間を絵にしたら?ということで、こんな選択に。そしたら、えらい賑やかな絵がとれました。

なお、この見合わせもピント合わせに一苦労します。

まず、Tアダブタに接続するための径変換。36.4mmからTマウントに変換するアダプタ。これはなにも不思議なことはありません。

不思議なのはこっち、36.4mmを延長する筒なんですが、これが2個必要です。これを使わないとピント範囲に入りませんでした。

天体写真

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天体写真がそれなりに撮れてきたので、掲載してみるん。

冬のアルビレオ.png冬のアルビレオ HJ3945  07166-2319

「見上げてごらん、夜空の星を」でキーとなる星ですね。劇中ではけっこー簡単に導入・観察してましたけど、この星、そんな簡単に導入できるもんじゃないです。

Gain 150、10sec 30枚 と 30sec 30枚 の2段階露光

NGC2362.png球状星団 NGC2362

Gain 270、15sec 20枚

NGC2903.png銀河 NGC2903

Gain 270 / 30sec 60枚

M81 ボーテの銀河.pngM81 ボーテの銀河

Gain 270 / 30sec 86枚

ボーテってなんでしょう・・・?

絵の上のほうに黒い帯があります。スタック元の画像がずれたのが原因で、スタック対象の光が足りないためです。

M51-子持ち銀河.pngM51 子持ち銀河

Gain 270 / 30sec 90枚

画面左側のカブリが消しきれてないのが残念

M104 ソンブレロ銀河2.pngM104 ソンブレロ銀河

Gain 270 / 30sec 84枚

ソンブレロって麦藁帽子のことですね。確かにそれっぽい。

M65-M66.png銀河 M65とM66

Gain 270 / 30sec 90枚

M3.png球状星団 M3

Gain 270 / 30sec 60枚

この球状星団は明るいので撮りやすいです。

M87 いて座A.pngM87 いて座A

Gain 270 / 30sec 67枚

2019年4月に、イベント・ホライズン・テレスコープでブラックホールが撮影された銀河です。とーぜんブラックホールは写ってません。

銀河団なので、M87 以外にも何個か銀河が写ってます。

M63.pngM63 銀河

Gain 270 / 30sec 90枚

NGC4565.pngNGC4656 銀河

Gain 270 / 30sec 90枚

IC434 馬頭星雲.pngIC434 馬頭星雲

Gain 270 / 15sec 100枚

馬頭星雲なんてそうそうは撮れないんだろ?って思ってたんですが、やってみると、あら?映ってる?!まぁ、手動導入なんて不可能なんで、ステラショットの導入にお任せしたからこそなんですけどね。

M13 球状星団.pngM13 球状星団

Gain 270 / 30sec 40枚

M64 黒眼銀河.pngM64 黒眼銀河

Gain 270 / 30sec 80枚

M94.pngM94 銀河

Gain 270 / 30sec 90枚

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