2015年1月アーカイブ

会計科目を具体的に書いてみようと思います。というか、私が使ってる会計科目を具体的に書いてみましょう。ただし、あまり公表したくない情報もあるので、一部は伏せます。

会計科目はツリー構造で記録しておくと便利です。一般に、「大科目」「中科目」「小科目」と呼ばれるものの実装形態なんですが、大中小の3レベルに限ってしまうと、もっと細かくしたい!ってときに実現できなくなるので、深さが自由かつ、子の数も自由に作れるツリー構造がお勧めだと思います。


まずは「資産」科目から

現金
┗---- 財布
プリペイドカード
┗---- ICOCA
┗---- トラフィカ京カード
銀行口座
┗---- さくら銀行
┗---- 郵貯銀行
仮払い
┗---- 会社経費
┗---- 代理払い

そして、これはデータベース上のテーブルでは、こういう形で記録します。

ItemID ItemName IsCredit IsProperty ParentItem
1 現金 False True null
2 財布 False True 1
3 プリペイドカード False True null
4 ICOCA False True 3
5 トラフィカ京カード False True 3
6 銀行口座 False True null
7 さくら銀行 False True 6
8 郵貯銀行 False True 8
9 仮払い False True null
10 会社経費 False True 9
11 代理払い False True 9

こんな感じ


次に、「負債」科目

クレジットカード
┗---- とあるカード
┗---- まどかマギカカード
┗---- ラブライブカード
借受
┗---- 定期代
┗---- 買い物依頼
奨学金

テーブルにすると、

ItemID ItemName IsCredit IsProperty ParentItem
12 クレジットカード True True null
13 とあるカード True True 12
14 まどかマギカカード True True 12
15 ラブライブカード True True 12
16 借受 True True null
17 定期代 True True 16
18 買い物依頼 True True 16
19 奨学金 True True null

そろそろメンドクサクなってきたので、費用科目と、収益科目はDBテーブルだけww

費用科目

ItemID ItemName IsCredit IsProperty ParentItem
20 食費 False False null
21 外食 False False 20
22 食材 False False 20
23 弁当 False False 20
24 文化機材費 False False null
25 写真機材 False False 24
26 AV機材 False False 24
27 計算機 False False 24
28 文化資料費 False False null
29 エロゲ False False 28
30 映像ソフト False False 28
31 書籍 False False 28
32 コミック False False 31
33 ラノベ False False 31
34 グッズ False False 28
35 同人誌 False False 28
36 文化活動費 False False null
37 撮影旅行費 False False 36
38 オーディオ会合費 False False 36
39 通信費 False False null
40 移動体通信費 False False 39
41 WiMAX False False 40
42 IIJ-mobile False False 40
43 NTT False False 39
44 移動費 False False null
45 公共交通費 False False 44
45 自動車関連費 False False 44
46 税金 False False

null


最後に収益科目

47 給与 True False null
48 ポイント還元 True False null
49 雑収入 True False null

書いててつかれた・・・・・w

ここで、前回の取引

日付 借方科目 借方科目 金額 備考
2014/12/19 エロゲ ラブライブカード 10844 月によりそう乙女の作法2
2015/1/26 ラブライブカード さくら銀行 10844 カード引き落とし

これをDBテーブルに書き直すと

ExchangeDate CreditItemID DebitItemID Price Comment
2014/12/19 29 15 10844 月によりそう乙女の作法2
2015/1/26 15 7 10844 カード引き落とし

こうなる。これがそのままDBエンジンに入ってるわけです。

ここまでテーブル構造を書き下せば、あとはSQLでごりごり動かせばいいですよね。

家計簿というか、帳簿をつけること。帳簿つけは重要だよーとはよく言うけど、たんに帳簿だけつけててもしょーがないわけです。

帳簿というのは、金銭の動きのLogをとっていることに過ぎず、Logというものは単純に記録が増え続けるだけのもの。Logから何が起こったのかを読み取り、たとえばSoftwareのバグを洗い出したり、セキュリティーの問題を見つけ出したり、ハードウェアの障害を見つけ出すためのものなわけです。

帳簿をつけるのも、金銭の動きをLogに記録し、それを分析することで、何に費用がかかってるのか、なんか無駄遣いをしてないかのような分析を行うことがその意義なわけですね。

だけど、この分析するっていうのが難しい!どういう視点で分析すればいいのか?じつは私もまだそこは良くわかっていません。だけど、帳簿をつけておかないと、あとで分析することもできないし、分析のツールを準備しておかないと、いざ分析の視点が思いついても、分析できない。なので、帳簿システムを作り、その帳簿システムに分析のためのツール、BIツールを繋ぎこんでみようと思います。


最初に帳簿をつけるためのテクニック、複式簿記の基礎から。

複式簿記とは、企業会計などでも使われる記帳のやり方で、いわゆる「簿記」の基礎です。

複式簿記の特徴を簡潔にまとめると

  • 資産/負債/収入/費用 の4種類いづれかに分類される会計科目を使用する
  • 会計科目間での金銭移動を記録する

つまるところ、一番重要なのは会計科目なのです。会計科目をいい感じに設定して、普段の金銭のやり取りをこの会計科目に落とし込むことができるか?を考える必要があるわけですね。

とまぁ、そんなこをつらつら書いてても、なんだかよく分からなくなってくるので、例を一つ

2014年12月19日に、月によりそう乙女の作法2を買いました。支払いはラブライブクレジットカードです

日付 借方科目 借方科目 金額 備考
2014/12/19 エロゲ ラブライブカード 10844 月によりそう乙女の作法2

2015年1月26日 クレジットカードの引き落としがありました。

日付 借方科目 借方科目 金額 備考
2015/1/26 ラブライブカード さくら銀行 10844 カード引き落とし


こんな感じで、起こったことの記録をつけるのです。そして、この例にある「エロゲ」とか「ラブライブカード」とか「さくら銀行」というのが会計科目です。

この会計科目を、資産/負債/収入/費用の4種類に分類して記録するのが、複式簿記の特徴です。

このアーカイブについて

このページには、2015年1月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2014年12月です。

次のアーカイブは2015年2月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。