あぁーあ
テープだから、いつかこんな日がくるかなぁと、漠然と思ってましたが、やっぱり発生しました。
テープへの書き込み中に、ドライブあたりからシュルシュルっと聞きなれない音が聞こえて、やがて書き込みエラーが発生。おや?とおもってコンソールから Eject 操作をするがテープは出てこない。Eject ボタンの長押しをすると、なーんかイジェクト動作はするんだけど、やっぱり出てこない。
あんれぇぇぇ?まさか切れた?そんなことあるのぉ?と思いつつ、ドライブを開けてみたら
2枚目の写真の真ん中あたりにオレンジの部分がありますが、ここに読み書きのヘッドがあります。テープがロードされてるときは、このヘッドにテープが接してないといけない。つまり、カートリッジが入ってるのに、ヘッドが見えているということが異常です!!
さーて、こまった。どうやって復旧したものやら。
カセットテープのテープ詰まりとかだと、まぁテープをひっぱりゃぐちゃっとなったテープの塊が出てくるので、それをぐりぐりっ!っとしてポイすればいいんですが、LTOはそういうわけに行かないのです。
写真上に赤い線で円を描いてますが、この部分にリールがあります。このリール、ドライブの部品なんですね。カセットテープとかビデオテープだとリールが2つともカートリッジ内にあるわけですが、LTOはカートリッジ内には1個しかリールがなく、もう一個のリールはドライブ側にあります。
いやぁこの設計、よく考えたというか、よく実現したなぁと思うですよ。カセットテープとかと比べて、ドライブの構造がめっちゃ複雑になるし、確実に動作させるためには、試行錯誤したんじゃないかなぁ。
でだ、そんなスゴイ仕組みが、いざテープ詰まりとなったら、めっさ大ごと。テープを取り出すには、ドライブ側のリールに巻かれたテープを全部引っ張り出すしかない。
ちうわけで、
今回詰まらせたのが LTO4 なんで、規格上のテープ長は 820m だそうで。1km まであとちょっと。これをひたすら、えっちらおっちら巻き取りです。1時間以上かかりました。
お願いだから、もう詰まらないで!!!
これ、保守に入ってる環境だったら、ドライブ交換だろうなぁ。こんなテープの抜き取りやってたら保守員の人件費、ペイすると思えない。
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