Xeon CPUって世代があるわけです。Core i シリーズと違って、Vいくらと、型番にバージョンが入ってて、世代がわかりやすい!!
って思ってたら、最近それやめて、まーたモデル番号だけにしやがった。わかりにくくして楽しいのか?Intelよ??
まぁ、それはそれとして、世代が違うと何が違うんぢゃ?というお話。
新しい命令が追加されてるっていうのが教科書的な答えなんですが、それ以外にもプロセスルールが変わってるとか、内部回路が最適化されてるとか言われるわけです。
じゃあ、それって実感として感じられるの??というのがこの記事のお話。
比較対象にするマシンはこんな感じ
- DELL PowerEdge T110 II / Xeon E3-1240 V2 @ 3.40GHz
- IBM System x3550 M4 / Xeon E5-2670 v2 @ 2.50GHz (2CPU)
- NEC Express5800/T110h-S / Xeon E3-1270 v5 @ 3.60GHz
この3台に VMware ESX を入れ、その上で動いてる Windows2000(!) の仮想マシン上で CrystalMark2004 を実行してベンチマークしてます。
なんで Win2000?!っていうと、仮想環境を建造したころにテスト用マシンとして作ったのがいまだに現役だってだけなんですけどね。だって、便利なんですよ、Win2000の仮想マシン。メモリ 512MB、HDD 8GBで十分動くので、vMotionしたり、Storage vMotionしたり、起動・停止を繰り返したりするのがすごいお手軽。
んでまぁ、今回、Xeon v5 のテスト環境を導入するのに NEC Express5800/T110H-S を新規導入してみました。
写真にマスクしてあるのは、IPアドレスを書いたテプラがはってあるから。まぁ気にするほどじゃないんですが、いちおーセキュリティ的に隠しておこうかなと。
NECってこんなサーバ機出してるんですね。サイズとか見た目、ふつーのデスクトップパソコン。だけど、Xeonだし、サーバ用UEFIだし、BCMついてるし。いわゆる部門サーバというやつなんでしょうね。
でまぁ、こんな環境で測定した結果をば。
- DELL PowerEdge T110 II / Xeon E3-1240 V2 @ 3.40GHz
- IBM System x3550 M4 / Xeon E5-2670 v2 @ 2.50GHz
- NEC Express5800/T110h-S / Xeon E3-1270 v5 @ 3.60GHz
うーむ、まぁ当たり前ですけど、けっこー違いますね。そりゃCPU、メモリをはじめとしてハードウェアがまるで違うマシンなんですから、当たり前かと。
だけどこれ、性能値をクロックで割ってみたら・・・・・
あーらら、CPU・メモリ回りは見事にクロック比そのものでやんの。
あ、表が画像なのは、OpenOffice Calcからコピペしたら、勝手に画像になっちゃったってだけで、他意はないです。
Xeon V2 と V5 だと、メモリもDDR3とDDR4で違ったりするので、もっと差がでることを期待したんですが、しょせんはクロック比ってことでした。
※ なお、この実験はVMware上の仮想マシンでの結果です。vMotionを使うので、VMware EVC(Ivy Bridge Generation) を有効にしてます。物理マシンだとどうなるかは知りません。
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