ownCloud、便利です
Dropbox みたいな、クラウドストレージなんですが、オンプレで動かせる。つまり、サービス提供側が、やーめた(てへっ)とか言う心配がない。ストレージ容量も自分次第。WindowsもAndroidもいける。
完璧!!・・・と思ってたんですが。
Windows版のクライアントソフト、けっこー頻繁にアップデートが出ます。んで、クライアントが自身で勝手にアップデートします。それ自体はいいんですが・・・・・そのアップデートを止める設定がない。クライアントバージョンを塩漬けして使いたい。って思うと、勝手に走り出すインストーラを、UACに引っ掛けて、そこで止めるしかないのですよ。
んでまって、このクライアント、Windows版のVer.2.4.2あたりから旧バージョンのサーバへの接続を強制的に切るということを始めやがりました。Android版も、2018年12月初頭付近に出たバージョンから旧バージョンのサーバ、Ver.8系、Ver.9系への接続を切るということを始めやがりました。
いや、正しいとは思うですよ?その行為。旧Verのサーバのままにしておくのは悪いことですよ。だけどね、サーバ、クライアント含めて塩漬けする。って方針を潰すってどーなんかね?
Win10 でユーザの意向を無視して強制アップデートするっていうのを許す風潮、すげぇ嫌
とまぁ、ボヤいててもしょーがないので、ownCloudサーバのバージョンアップをして見ます。
occ コマンドでバージョンアップするんだよーっていうのは、よく出てくる話なんですが、いくつか補完情報をまとめておきます。
ポイントは2つ
- pecl-intl というツールが必要
- アップグレードパスに注意
まず pecl-intl ですが、初期インストール時に www/owncloud をインストールしただけでは依存性インストールされません。
なので、devel/pecl-intl がインストールされてるかを確認して入ってなければインストールしましょう。
次にアップグレードパス。
Ver.9.1 からは直接 Ver.10.0 にアップグレードできます。
Ver.8.2 からは Ver.9.0 を経由して Ver.10.0 にアップグレードします。
注意しないといけないのが、Ver.8.2 からは Ver.9.1 へアップグレードできないので、Ver.9.0 を経由するということ。
旧バージョンのインストールファイルは、公式サイトから取ってきましょう。
実際のコマンドラインはこんな感じ
# cd /usr/local/www/owncloud
# php ./occ maintenance:mode --on
# /usr/local/etc/rc.d/apache24 stop
# cd /usr/local/www
# mv owncloud owncloud.old
# bunzip2 -c owncloud-10.0.10.tar.bz2 | tar xvf -
# chown -R www:www owncloud
# mv owncloud.old/data owncloud/
# cp owncloud.old/config/config.php ownclud/config
# chown www owncloud/config/config.php
# cd /usr/local/www/owncloud
# php ./occ upgrade
# php ./occ maintenance:mode --off
# /usr/local/etc/rc.d/apache24 start
あとはクライアントからの接続テストをしておしまい
あ、書くの忘れてた。FreeBSD でのお話ですよん
そーいや、サーバもVer.10から、FreeBSDは動作保障しないとか言い出してたような。だったら、旧バージョンを使えなくする処置をするなよな・・・・・
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