バックアップと言えばテープ!
ん?いまどき、バックアップはHDDだろうって?いやまぁ、そうなんですけどね。HDD が十分すぎるほど安くなったんで、もはやバックアップはHDDでいいだろ?って、その通りですよ。
だけどね、なんかテープバックアップって、ロマンやん。というわけで、LTOでバックアップします。
とーぜん、LTOなんて業務用機しかないわけで、めっさ高い!しかも、SCSI だ、SAS だと高いインターフェースしかない!いちおーUSBでつながるのもあるにはあるものの、最新モデルでヤフオクなんぞには出てない。
と、そんな中で、ふと思いついたのが iSCSI 。そーだ、iSCSI ならIP 到達性さえあれば接続できる。つまり、仮想マシンから使える。さらに、ネットワークだから、遠隔にも置ける。よーし、iSCIS で行こう!と。
で、探してみたところ、DELL PowerVault TL2000/TL4000 が iSCSI に対応してる。
ちうわけで、ヤフオクにてお買い上げ。写真の TL4000 と、TL2000 の2台セットで9800円。もちろん、ジャンク!届いた品物を確認したところ、TL4000 は Fan Erro 、TL2000 は Robotics Error が出てます。さーて、どうしたものか。
まずは、装置のリアを確認。
ケーブリングしてますが、TL4000 のリア面です。なお、後述してますが、右の上から2段目のスロットに拡張モジュールを追加してます。ここで確認したいのが、真ん中にあるファンがついたユニットが二個あること。こいつを引っこ抜いてみると、
このモジュールが LTO テープドライブそのものなんですね。TL4000 の場合、このドライブが2個入ってます。あとは、
そして、TL2000 は、このドライブモジュールと電源モジュールが一個づつしかついてない仕様なわけです。
でまぁ、ジャンク品のエラーに話が戻るわけですが、TL4000 は Fan Error なわけです。筐体を見渡しても、Fan はドライブモジュールについてるやつと 電源についてるやつ。もしかして、ドライブモジュールのファンが死んでるだけ??というわけで、TL2000 からドライブモジュールを引っこ抜いて、TL4000 にさしてみたら、おお!エラーが消えた。
というわけで、TL2000 と TL4000 をニコイチして、動く TL4000 ができちゃいました。
じゃあ、使ってみましょう。
目的は、iSCSI で LTO を使うこと。なので、Ethernet でつなぐわけです。さっきのリア面の写真をみてください。右下に Ethernet のポートがあるのが見えると思います。ふむふむ。これにつなげばいいんだな・・・・と思ってあれこれいじってみたんですが、ここで落とし穴。
DELL の TL4000 のページには、「ドライブコントローラ:SAS、FS、iSCSI」と書いてあるので、この右下の Ethernet で iSCSI が使えるんだろーなーって思っちゃうんですが、このポートは、筐体マネジメント GUI 専用で iSCSI のインターフェースじゃありません。リンク速度も 10/100M しかありません。
というわけで、必要になるのがこのモジュールとケーブル。
さきほどのリア面の右下にささってた管理モジュールボードと比較すると、仰々しさが違います。
この左側のボードが、TL2000/TL4000 専用の SAS-iSCSI Bridge モジュールです。ヤフオクで一個だけ 10000 円で出てたので、即落札しましたが、他に出品されてるのは見たことがありません。
ちなみに、LTO ドライブモジュールの背面にあるのは、
こんな SAS コネクターだけなので、Bridge モジュールが手に入らないと、SAS でしか使えない代物になってしまいます。
ところで SAS って SCSI みたいにディジーチェーンで繋ぐことができるものじゃないんです??Bridge ボードには SAS コネクターが一個しかない。ドライブには2個ある。じゃあ、ディジーチェーンできるよね?と SAS ケーブルをもう一本買ってつないでみたんですが、認識しませんでした。はて?わからん・・・
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