手作りアンプの会でお世話になりっぱなしの、某氏(オンラインに名前出してるんでしたっけ?)設計の無帰還アンプ、発注基板をつかったリリース版です。
今まで、エッチングとかで製作回をやっていたらしい(私は参加してなかった)のですが、とうとうプリント基板化されました。
部品未実装時の基板がこれ。片チャンネルで部品点数おおよそ200、抵抗だけでも68個、トランジスター31個、コンデンサー48個。そして、集積回路は1個だけ、OP-アンプをDCサーボの補助回路に使っているだけという、代物です。
部品乗せた写真がこんな感じ基盤の半田付けだけで15時間くらいかかってます。
そして、アンプというか、オーディオ装置作るときに重要なのが電源回路。メイン基板はもちろん重要ですけど、電源もめっさ大切です。本当は、電源トランスから左右別電源にしたほうがいいのでしょうけど、今回は基板設計者さんから、トランス付きでセットにしてもらえたので、そのまま使いました。コンデンサーとかダイオードブリッジとかだけ自前調達です。
そして、今回は木製シャーシにしてみました。
ただし、まだ完成じゃありません。これからカバーをつける予定です。で、とーぜんカバーが痛材を兼ねます。どうやってのっけるか、思案中・・・・
最後に今回の製作で知ったこと。
FETって、G-S電圧が低いときって完全にカットオフするんですね・・・・・・
「おい!今更なに言ってるんだ??」と言われそうですけど、トランジスタってB-E電流がちょっとでも流れたら、C-E電流流れるぢゃないですか。だから、G-S間に1V程度かかってりゃ、D-S電流が流れると思ってたんですよ。
このアンプ、最終出力段は上下のコンプリメンタリFETになってて、ある程度のアイドル電流を流さないといけないですね。回路くみ上げて、さぁ、アイドル電流を調整しようかと。G-Sに1Vかかってるから、まぁ微量の電流くらい流れてるだろ?と思って計ったら、あんれぇ??じぇんじぇん流れてない。
素子壊したか??と思いつつデータシート見てみたんですね(最初に見ろ)そしたら、G-S電圧2Vくらいから、D-S電流が急激に立ち上がってる。立ち上がる前はグラフ上0A。まぁ、厳密に計れば、数μAくらいは流れてるんでしょうけどね。
アイドル電流調整の仕組みを触って、G-S電圧を1.8Vくらいまで持っていったら、ちゃんと流れました・・・・・
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